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水牛骨サドル パラフィンワックスモデル

水牛骨サドル パラフィンワックスモデル

SKU: 133-01-PW

Birdlandが展開する水牛骨から切り出された天然素材を用いたサドル材にパラフィンワックスを含侵させたシリーズです。
パラフィンワックスを含侵させることで自己潤滑性を持たせ弦の滑りをスムーズにします。

-サイズ-

85*10*3 マーチンタイプ (133-01-002PW)
85*10*2.5 マーチンタイプ (133-01-003PW)
90*10*2.5 クラシックタイプ (133-01-007PW)
110*15*2.8 マーチンロングタイプ (133-01-010PW)
110*12*3.5 ギブソンロングタイプ (133-01-011PW)
85*12*3.5 ギブソンタイプ (133-01-013PW)

購入の際はサイズの選択をお願いいたします。

-パラフィンワックス含浸-

すべての骨にはもともと微細な空隙があり、この微細な孔や空洞は、自然物質で満たされています。
過酸化水素で漂白すると自然物質は取り除かれ、気孔は空気で満たされます。
真空含浸法ではこれらの孔から空気を抜き取り優れた潤滑剤であるパラフィンワックスを高圧で充填します。

パラフィンワックス含浸した骨は自己潤滑性を持ち、利点として弦が溝の中で束縛されないことです。
ナットに溝を開けると深く含浸されたパラフィンワックスが溝の表面から露出します。
その為、弦がナットの溝を通過する際にワックスによる潤滑作用で弦がバインディングすることなくスムーズにスライドするため、バズの可能性を最小限に抑えられます。

-パラフィンワックス含浸工程-

パラフィンワックスは約60℃の温度で溶け、通常の室温で固化する特性を持っています。
このパラフィンワックスを圧力シリンダー内で約60℃に制御された加熱配置で溶かします。

骨を液体ワックスに浸し、チャンバー内を-720mmHgの真空にして6時間維持します。
6時間の間に骨の微細孔に閉じ込められた空気が気泡となって出てきます。

真空サイクルの後、バルブを開くことで圧縮空気でシリンダー内に6kg/cm2の高圧が発生します。
この圧力によって液体ワックスが微細孔の中に押し込まれていきます。
高圧がかかった状態を更に6時間維持します。

高圧サイクルの後、加熱システムを切ることで温度と圧力は通常の状態に戻されます。
この工程で骨の孔の中にあるワックスが固まり骨に自己潤滑性を持たせることができます。

-水牛骨のメリット-

ナット、サドルに使用されていた、従来の牛骨製は狂牛病問題の影響から、比較的若い食用牛から流用せざる得なく、牛骨のサイズが不十分だったり、骨密度の面でも不安がありました。
事実、プロの現場でも「骨にスが入っている」という話しが最近多いようです。そのため「切り出しの状態」での牛骨ではなく、骨の粉を固めた牛骨も少なくありません。

Birdlandでは天然素材のありのままでシンプルなパーツを提供したいと考え、通常の牛骨ではなく、「水牛骨」をナット材/サドル材として供給しております。
水牛の場合、食用ではなく、農業用などの家畜として生育されているために、十分な生育があり牛骨に比べ、大きなサイズが作れる、重量があり「ス」も少なく、密度が高いため弦の滑り具合も良いという評価を受けております。

※天然素材な為、模様・質感が1本1本異なります。
※年代やモデルによりサイズが足りない場合がございます。ご購入前にサイズをお確かめ下さい。

※画像はサンプルです。モニターの発色の具合等により、実際の物と色味が異なる場合がございます。
予めご了承下さいませ。
    ¥990価格
    消費税込み
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