Thomastik-Infeld AC111 PRECTRUM 11-50
このPRECTRUM AC111はアコースティックギター弦としては珍しい3弦~5弦はフラットワウンド、6弦のみラウンドワウンドというユニークな組み合わせになっています。
巻き弦はいずれもブロンズ製で1&2弦はブラスメッキのプレーンスチールになります。
全体的にローテンションで均一の張力バランスになる様に設計され、ゲージの数値よりも柔らかく感じられ、押弦しやすいのが特徴的です。
また、このテンション感と張力バランスからビンテージギターやオールドギターなどの経年劣化やブレーシングの弱いモデルに使用しても負担が少なくお勧めです。
フラットワウンドが倍音と中音域を抑えつつ、6弦のラウンドワウンドからしっかりとしたローエンドを得ることでメリハリのあるサウンドが生まれます。
そこにブラスメッキの高音弦から得られる煌びやかさが交わることで、柔らかくもジャジーでノスタルジックなサウンドを得られます。
他社メーカー弦に比べるとローテンションとフラット&ラウンドワウンドとのハイブリットな組み合わせから派手さはないので拍子抜けするかもしれません。
ですがギター本来の素直な音色を引き出してくれるようなそんな弦です。
-ゲージ-
1st(E) Plain Steel,Brass Plated .011
2nd(B) Plain Steel,Brass Plated .014
3rd(G) Bronze Flat Wound .019
4th(D) Bronze Flat Wound .027
5th(A) Bronze Flat Wound .036
6th(E) Bronze Round Wound .050
※6~3弦のみポスト部分シルク巻き
-Thomastik-Infeld-
Thomastik-Infeld(トマスティック・インフェルト)社は、第一次世界大戦が終了した翌1919年に、「音楽の都」オーストリアのウィーンで、バイオリンの製作家Dr. Franz Thomastik(フランツ・トマスティック博士)と技術者のOtto Infeld(オットー・インフェルト)が共同開発して設立し、バイオリン族だけでなく、ギター弦の総合メーカーでもあります。
弦だけの振動は単に空気を切るブーンと言う音だけですが、その弦の振動が楽器本体を共鳴させて、その楽器固有の楽音を発生させています。
トマスティックはその総体的な関連を知悉しており、倍音の構成、イントネーションの完全性などを追求して、素材を深く研究・開発し、製造工程を完璧に整えて、最高品質のギター弦を提供するだけではなく、プロギタリストとの密接なコラボレーションが製品のコンセプトを確かなものにしています。
※画像はサンプルです。モニターの発色の具合等により、実際の物と色味が異なる場合がございます。
予めご了承下さいませ。
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